インテリア

世界のデザイナーズチェア10選

界には名作と呼ばれる椅子がいくつかあるのをご存知ですか?
これらはデザイン、機能面ともに優れ現代でも多くの人に愛され使用されている名品です。
デザインを勉強している方は勿論、そうでない方も現代の椅子はこの名作達の影響下、もしくは派生から生まれている事が多いのがわかるはずです。
その事を理解していれば日常生活で椅子の見え方が変わってくると思います。まずはこの様な名作の椅子達を知る、触れる事から始めましょう!

正規品 リプロダクト品とは?

ザイナーズチェアには大まかに分けて2つの種類があります。

正規品とは
正規の版権を持ったメーカーが製造をする製品です。高品質で保証、アフターサービスなどが付いている事が多いです。

リプロダクト品とは
版権が切れた製品を正規のメーカー以外が製造した製品の事です。品質面で問題のある場合があります。保証、アフターサービスなどもない場合が多いので信頼出来るメーカーを見つける事が大事になって来ます。

1.バルセロナチェア

ルセロナチェアは現在、意匠権が切れており様々なメーカーが製造しています。よってあまり品質の良くない製品も市場にあるのも事実です。正規で製造販売しているのはKnoll社になります。
バルセロナチェアは20世紀のモダニズム建築を代表するドイツの建築家ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエによって生まれました。特徴はやはり脚部のフレームデザインです。
X字型の脚部から背もたれへと流れるデザインは無駄の無い革新的なデザインです。高級感がありシンプルでモダンなこの椅子は今も愛され続ける優秀な椅子なのです。

アントチェア

欧の名作アントチェア、別名アリンコチェアはデンマークのFritz Hansen(フリッツ・ハンセン)社が正規販売店となっています。
北欧デザインの巨匠アルネ・ヤコブセンの代表作で蟻のようなフォルムをした独特の形状になっています。
元々、社員食堂用に作られたアントチェアは「軽量で丈夫」「安価」「スタッキング可能」「テーブルに配置しやすい」と言った要素を満たした、機能的な椅子です。
現在では4本脚のモデルが販売されていますがヤコブセンは3本脚のデザインにこだわりがあったようです。人の足2本+椅子の脚3本で5本が最もバランス、耐久性に優れているという考えだったそうです。

3.スワンチェア/エッグチェア

の椅子も北欧デザインの巨匠アルネ・ヤコブセンの作品です。
1960年にデンマーク、コペンハーゲン中央駅近くに建てられた「ラディソンSASロイヤルホテル」の為に生み出したホテルの象徴とも言える椅子です。
その名の通り美しい卵型をしたデザインで、頭まで隠れる程の背もたれの高さと曲線美が美しいデザイナーズチェアです。
スワンチェアはエッグチェアよりも小型で全く直線がありません。白鳥が羽を広げる時のようなシンプルなデザインになっています。

4.バタフライスツール

本を代表するインダストリアルデザイナー柳宗理と日本の天童木工によって生み出された世界で最も優れたデザインと称された椅子です。
成形合板という技術をいち早く取り入れた作品で使い方、置く場所によって表情が変わるとても曲線が美しい椅子です。
同じ形の二枚の成形合板を合わせたその姿が、まるで蝶が飛んでいるように見える事からこの名前がつきました。また、互いに板を支えあう姿から結婚のお祝いの品として贈る方も多いそうです。

5.lc2

20世紀を代表する近代建築家の巨匠ル・コルビジェが設計した建築物のような洗練された椅子です。
ステンレスの脚とイタリア製の総本革を使用した機能美とデザイン性を兼ね備えたこの椅子は、一つで使うのは勿論のこと、二つ並べてリビングに置いたりするとより一層魅力的な物になります。
意匠権は切れており、現在はイタリアのカッシーナ社が正規品を取り扱っており、リプロダクト品は世界中どこでも販売されているので入手しやすいです。
2人がけ3人がけのソファなどもあり、一昔前はオフィスの応接室などでよく見かけました。

6.アーロンチェア

アメリカを代表する家具ブランド、ハーマンミラー社が人間工学 (エルゴノミクス)に基づいて設計、製造した高機能ワークチェアです。
世界で初めてシートクッションを外しメッシュを採用した革新的な椅子です。21世紀、世界で最も愛されているワークチェアと言っても過言ではありません。
ニューヨークのMoMaの永久コレクションに選定もされています。1994年に発表されて以来、現在もなお進化しており、より使いやすく、より健康的にアップデートを続けている椅子なのです。

7.ラダーバックチェア

コットランドにおけるアール・ヌーヴォーの提唱者の1人、チャールズ・レニー・マッキントッシュがデザインした椅子です。
極端なまでのハイバックは椅子に座る為だけではなく観賞用としての意図も伺えます。360度、どの角度から見ても美しいと言われる眺める椅子としても有名です。
ラダーバックとはハシゴの背もたれという意味で背もたれがハシゴのように長くなっているのが特徴です。現在はカッシーナ社にて正規復刻製品が販売されています。

8.ダイアモンドチェア

タリア出身の彫刻家、ハリー・ベルトイアは彫刻家でありながらこの素晴らしい椅子を作りあげました。当時、金属の一体成型で椅子を作り上げるのは非常に難しく困難でした。
しかし、ベルトイアは金属彫刻家でその卓越した技術を持ち合わせていたのです。彼のワイヤー技術を使って作ったダイアモンドチェアは「座れる彫刻」として世界的な評価を受けました。
後に彼は同校の卒業生チャールズ・イームズと共に椅子を製作することになります。

9.イームズシェルチェア・ラウンジチェア

ームズの生みの親はチャールズ・レイ・イームズ夫妻で夫妻の苗字のイームズがそのまま名前になりました。アメリカのハーマンミラー社からオファーを受けて数多くの家具のデザインをしています。
中でも定番のイームズサイドシェルチェアDSRは今も世界中で愛されています。
90年代日本で爆発的な人気になりどこへ行ってもシェルチェアが重ねて置いてある風景が見れましたがヨーロッパでは今も尚、大人気の椅子です。
また、プライウッドとレザーを組み合わせたラウンジチェアは体重の重みが背もたれに分散される仕組みになっている為、快適にくつろげるイームズ夫妻の名作と言われています。

10.スツール60

ィンランドが生んだ20世紀を代表する建築家のアルヴァ・アールトがデザインしたスツール60。
スツールとしてもサイドテーブルとしてもディスプレイ台としても使える汎用性の高い椅子です。1935年から約80年、800万脚以上もの売り上げを誇るロングセラー、シンプルで誰もが見た事のあるデザインです。
「L-レッグ」と呼ばれる柔らかな曲線を描く脚部は無垢材の上部に切り込みを入れて薄い板を挟み加圧するといった特殊な技術で作られています。
素材を生かしたこの方法は高いデザイン性を実現しながら強度にも優れたクオリティを両立しています。

インテリアと音楽
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画像引用:Knoll japan FRITZ HANSEN Cassina-ixc Artek HermanMiller Unsplash