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日本の名ギタリスト男女8選

なさん日本にも素晴らしい名ギタリストがたくさんいるのはご存知ですか?
派手にギターを掻き鳴らしたり速弾きだけを一生懸命するだけが名ギタリストではありません。名ギタリストというのは技術は勿論、様々な音楽への柔軟性、新しい事へのアプローチを自分の色で出来る人達です。
そして何よりも大事な事は『カッコいい!』これが一番大事になってきます。上手い人なんて世界中に腐る程います。プロより素人の方が上手いなんて事はざらにあります。
しかし、個性的でその人の音やスタイルがあるからこそプロギタリストとして存在して名ギタリストと呼ばれているのです。これから紹介する男女8名はそんな素晴らしいギタリスト達です。

Char

Char
本名:竹中尚人
生年月日:1955年6月16日
在籍バンド:SMOKY MEDICINE/PINK CLOUD/BAHOなど
愛用ギター: Fender Mustangなど多数

学時代にスタジオミュージシャンとして活動開始して以来トップギタリストてして活躍を続けるChar。
小学校1年生から始めたクラシックピアノが音楽に触れたきっかけでギターに触れたのは兄がきっかけでした。プロデビュー後は『歌謡ロック』路線で売り出しアイドルギタリストとして人気を博し俳優業なども経験しますが本人の考えとは異なる芸能、歌謡界に見切りをつけ本格的なギタリストとしての活動を始めました。
技術的(早弾きなど)に凄いギタリストは日本でも他にたくさんいます。しかし、Charが日本のトップギタリストである所以はグルーヴと間、センスそしてギターを持った立ち姿の格好良さにあります。(カッコイイって大事なんです)
根底にはブルース、そしてブラックミュージックのエッセンスを取り込むセンスの良さはCharならではの柔軟性によるもので特に9thを上手に使うプレーヤーです。音を聞けば〇〇だなってわかるギタリストって日本でどれだけいるでしょうか?それがCharなのです。

鈴木茂

鈴木茂
生年月日:1951年12月20日
在籍バンド:はっぴいえんど/ティン・パン・アレー
愛用ギター:Fender ストラトキャスター フィエスタ・レッドなど多数

本が誇るロックバンドはっぴいえんどのギタリスト。はっぴいえんど解散後もサポートギターとして数多くの名曲に貢献してきた天才ギタリストです。
一般的には知らない方も多いらしく誰?と思う方も多いでしょう。わかりやすく言うと近年流行りのシティポップの曲のギターの大半は鈴木茂の影響下にあります。日本の歌謡曲、ポップスの名曲はこの人が弾いている事が多いです。
テクニックは勿論、センスあるフレーズ、バッキングはただのギタリストというより音楽家と言った方が良いのかもしれません。1975年にアメリカ西海岸に渡米しリトル・フィート、サンタナ、スライ&ザ・ファミリーストーンのメンバーと作り上げたソロアルバム『BAND WAGON』は日本の音楽史に残る名盤です。
鈴木茂は指引きでカッティングをする事が多く独特なソフトな音を生み出しています。また、スライドギターの隠れた名手とも言われています。

渡辺香津美

渡辺香津美
生年月日:1953年10月14日
在籍バンド:KYLYN BANDなど
愛用ギター:Gibson レスポール・スペシャルなど多数

越したギターテクニックでわずか17歳でデビューした天才。
トランペッターの渡辺貞夫らのトップミュージシャングループに在籍した凄腕ギタリスト。1979年にはYMOのワールドツアーにサポートギタリストとして参加しています。
専門はジャズ、フュージョン、クラシックですがそのフィールドに留まらない活躍ぶりで世界的にも有名なギタリスト兼コンポーザーです。
友人のパット・メセニーが『香津美がニューヨークに来たら仕事がなくなる』と言った程の腕前で、あのマイルス・デイヴィスに誘われた経験もあります。
指弾きとピック弾きを切り替えながら弾くスタイルで弾く事があり、ピックを人差し指と中指で挟んで持ち指弾き→そのピックを使ってピック弾きと言ったマジシャンの様な事を繰り返すプレイを見た事があります。
余談ですがモト冬樹の後輩で彼の影響を受けたらしいです。現在でもジャズギターシーンのトップを走り続けるスペシャリストです。

アベフトシ

アベフトシ
本名:安倍太
生年月日:1966年12月16日
在籍バンド:THEE MICHELLE GUN ELEPHANT
愛用ギター:seen製テレキャスターカスタム

1990年代の日本のガレージバンドTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTのギタリストです。
カッティングの鬼、マシンガンカッティングと言われる奏法が彼の代名詞です。イギリスのパブロックバンド、Dr.Feelgoodのウィルコ・ジョンソンを更に攻撃的にした様な奏法と186cmの長身に細身のスーツスタイルで無口といったハードボイルドなスタイルの名ギタリストです。
彼の弾く独特のリズムはミュートを絡めた休符と爆発的な手数によって生み出されています。ギターは打楽器という例えがありますがまさに彼のギタープレイにピッタリな言葉です。
ライブでエフェクター類は一切使用せず直接アンプに繋ぎ音の強弱も手元でコントロールするといった荒々しさはまさに鬼神のようでした。
カッコ良いギタリストを1人上げろと言われたら彼をあげる人が多いと思います。残念ながら TMGE解散後、2009年急性硬膜外血腫のため42歳の若さでこの世を去りました。

Rei

Rei
生年月日:1993年2月5日
シンガーソングライター/ギタリスト
愛用ギター:Fender Duo Sonic IIなど多数

ランス、アメリカ育ちの帰国子女で4歳でクラシックギターを始め学校ではビッグバンドに所属してエレキギターを弾いていました。
帰国後はクラシックギターに専念しプロを目指していましたがブルースやジャズと出会い弾き語りを始め音楽学校を経て17歳でソニーミュージックと契約しました。彼女の様な若くて華奢な姿からは想像できない渋い音楽性や音は聴いた人を一気に惹きつけるものがあります。
テクニックもさることながら若手女性アーティストでここまでブルースや渋い音楽に精通している人はあまりいないのではないでしょうか?また、感性も独特でアルバムや写真なども自分で手掛けており、そちらも素晴らしいです。
BECKが好きらしく新しい物を取り入れて自分のスタイルに昇華させる術を知っている貴重なギタリストです。とにかく一度聴いてみたらその凄さがわかります。

田渕ひさ子

田渕ひさ子
生年月日:1975年12月9日
在籍バンド:ナンバーガール、PEDROなど
愛用ギター:Fender ジャズマスターなど多数

13歳の時に兄のガットギターを手にして以来、ガールズバンドのギタリストとして活動、19歳の時にナンバーガールに加入しました。
彼女の控え目な性格からは想像のつかない寝た子も起こす凄まじい強烈なギタープレイに聴いた人は心揺さぶられるはずです。
Fenderジャスマスターの使い手で女性ジャズマスターを弾くギタリストを量産させた張本人です。しかしながら彼女以降この分野で彼女に追いついた女性ギタリストはまだ1人としていないといっても過言ではないでしょう。
椎名林檎のサポートをやったり業界内でも信頼されたギタリストです。クラムボンの原田郁子とは高校の同級生で交流があるようです。

弓木英梨乃

弓木英梨乃
生年月日:1990年8月8日
在籍バンド:KRINJI
愛用ギター:YAMAHA PACIFICA611VFM

岐麻子、秦基博など様々なミュージシャンのサポートとして活躍する「ギタ女」
アニメ「けいおん!!」から出てきたかのような女の子。2歳でバイオリンを始め2009年にシンガーソングライターとしてデビューした彼女は、年齢とルックスからはかけ離れたテクニカルで正確なプレイを見せます。
音楽性も豊かで様々な音楽に柔軟に対応できる所が彼女の最大の魅力です。演奏、技術ともに信頼が置けるからこそ凄腕の集まるKIRINNJIに抜擢されています。
小柄な女の子がギターを始めるならまず、弓木英梨乃のギターを参考に始める事をお勧めします。

村治佳織

村治佳織
生年月日:1978年4月14日
クラシックギタリスト
愛用ギター:ホセ・ルイス・ロマニリョス製のギターを使用(ギターのストラディバリウスと言われているらしいです)

ラシックに疎い私でも凄さがわかるこの人。
ギタリストの領域を超えて芸術家へ到達しているのではないでしょうか?
村治昇ギター教室に生まれ2歳の頃からギターに触れていた彼女。10歳の時に日本を代表するクラシックギタリスト福田進一に師事。
その後、96年に発表した「シンフォニア」が大ヒットし天才美少女ギタリストとして一躍時の人へ。その後、フランス、スペインと様々な国での交流や勉強を重ね国内の主要オーケストラとの共演も行いました。
彼女の初期は女性とは思えないダイナミックで力強い音の印象が強かったのですが最近は音が柔らかく女性らしい音色になってきているように感じます。勿論、技術は超一流です強いて言えば少し真面目すぎるというか肩に力が入るような所が初期には感じられました。
手の病気や舌の腫瘍を発表後、闘病生活を経て近年では彼女の活躍を目にする機会も増えてきました。

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画像引用:natalie mikiki j-wave TOWER RECORDS ONLINE tv-asahi unsplash